給気口の温度特性
季節を問わず性能を保持するためのセンサーの温度調整
湿度反応型給気口のシャッターの開口率は、センサーが設置されている場所で測定される相対湿度の数値によって決まります。しかしこの数値は、給気口が設置されている部屋の中央の相対湿度とは異なることがあります。これは、絶対湿度が同じであっても温度によって相対湿度が変化するためです。そのため給気口のセンサーで測定される温度は、相対湿度を左右する非常に重要な役割を持っています したがって、どのような気象条件(室内・室外温度、室内・室外相対湿度)のもとでもシャッターを適切に調整し、室内で湿気が発生したときに即座に反応するためには、この温度を正確に調整することが重要になります。
「適切な」熱係数の重要性
熱係数TCを求める式: センサー温度 = TC x (屋内温度 – 屋外温度)
(このとき 温度の単位は摂氏℃)
数年にわたる研究の末、アエレコは理想的なTC 係数を特定することに成功しました。TC係数が0.25に設定されているアエレコの湿度反応型給気口は四季を通じて換気量を柔軟に変更することができ、室内に発生する微量の蒸気にも反応します。冬季には相対湿度が低い部屋ではシャッターは閉じていますが、少しでも湿気が発生したら即座に反応し、開くことができる状態になっています。現在市場に出回っている大部分の湿度反応型給気口には高めの係数(およそTC=0.3)が設定されています。この場合、冬季にはセンサーの温度が低くなります。そのため高い相対湿度が認識され、室内の実際の湿度が低いにもかかわらず給気口のシャッターは必要以上に開くことになります。その結果、給気口の性能は低下し、熱損失は増加します。さらに、センサーの温度が低すぎると、ヒステリシスが大きくなり(開口率と湿度の関係を表す曲線の勾配のずれ)、特定の相対湿度に対してシャッター位置を調整できなくなります。
